2016年9月8日木曜日

私の音楽歴

我が家にパソコンがやってきたのは中学1年生の時。パソコンで音楽が作れるようだというのは学校のパソコンを触った時になんとなく知っていたので、やってみようと思った。
吹奏楽部にいたこともあって、五線表示ができるソフトが欲しかった。でもお金がなかったのでフリーのやつを探した。

ScSq


最初に出会ったのはScSqというやつだった。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se140255.html

MMLというテキストを入力すると五線が表示される。各パートは単音しか鳴らせなかったけど、自分の考えたメロディがテキスト入力するだけで楽譜になり、音になり、演奏されるのはとても感動した。
当時は作曲の理論なんて全然しらなかったけど、昔エレクトーン教室にかよっていた時になんとなく把握していた「ドで始まってドで終わればそれっぽくなる」という記憶だけを頼りに、曲を作りまくった。1分もないくらいの小曲だけど。

ペタペタMIDI


その後しばらくして、ペタペタMIDIというソフトを見つけた。これは五線紙が表示されていて、そこにマウスでポチポチと音符を置いていくとMIDIで演奏されるというものだった。
もう開発は終了していて開発者のページはなくなっているけど、紹介記事だけあった。
http://www.k1s.jp/blog.cgi?n=57&mode=archive&month=200602

ScSqではできなかった和音が演奏できること、16パートまで演奏できること、パーカッションの音が出せることにとても感動した。
それから、もっともっと曲を作りまくった。

Score Grapher


ある時友達から、MIDIを読み込むとキレイな五線紙に表示してくれて印刷もできるソフトがあると聞いた。Score Grapher Viewというソフトだった。
http://www.rimshot.co.jp/download/sgvdl.html

ペタペタMIDIとは比べ物にならないくらい綺麗な五線紙に、さらに感動した。
程なくしてこれの有料版であるScore Grapher Liteを買う決意をした。

Score Grapher Liteは五線紙に音符を入力していくとMIDIで演奏されるというソフトだった。
フォルテ、ピアノ、クレッシェンドやスタッカートなどの演奏記号を入力できて、それが演奏にも反映される。ドラムの楽譜も作れる。印刷もできる。まさしく自分の求めていたソフトだった。

もっともっともっと、曲を作りまくった。

ちなみにこの頃から作った曲を自分のホームページにあげていた。たまーに、曲の感想をくれる人がいたりするのが嬉しかった。

SC-8820


中学3年生になる年、たまたま行った地元の楽器屋さんでSC-8850とSC-8820が展示品特価で1万円引きくらいで売られていた。え、まって、なにこれやばいほしい。
さすがに即決できるほどの勇気と財力はなかったので、一度家に帰ってお年玉を用意してまた後日行ってみた。

SC-8850は売れていた。
SC-8820はまだ残っていた。

これください!

初めてのハードウェアMIDI音源。ソフトウェア音源とは比べ物にならないくらいキレイな音に感動した。

※当時はまだPCのスペックが低くてソフトウェア音源の音は大変しょぼくて、おもちゃみたいなもんでした。ハードウェア音源は大容量のメモリを搭載していてキレイな音だと思っていましたが、それでもせいぜい32MBくらいだったようです。時代の進化を感じます……

さらにScore Grapher Liteの機能に物足りなさを感じ始めて来たので、上位版のScore Grapher Proを買った。

もっともっともっともっと、曲を作りまくった。たぶん今までの人生で一番たくさん曲を作ってたのはこの時。

その頃ちょうどシューティングツクール95やRPGツクール2000というソフトでオリジナルのゲームを作っていて、そのBGMを自作したりしていた。
他にも吹奏楽コンクールの課題曲のスコアを注文して全パートをMIDI打ち込みして演奏させて遊んでいたり、課題曲の真似事をしてオリジナルの吹奏楽曲を作ってみたりしていた。

Finale


吹奏楽曲を作ったりしているうちに、自作の吹奏楽曲を楽譜にしたくなった。Score Grapherの印刷機能は本格的な楽譜作成には全然足りていなかったので、楽譜作成ソフトを探してみた。Finaleを見つけた。

Score Grapherで作った曲をFinaleで楽譜にする。パート譜とか一式作って、眺めてニヤニヤする。そんな遊びをしていた高校時代。

高校2年生の時、コンマス(学生指揮)をやることになって、文化祭や定演の選曲をしたりするようになった。
そこで、先生に聞いてみた。

僕の作った曲を演奏してみてもいいですか?

先生は快くOKしてくれた。
さっそく曲を作って、楽譜を作って、授業時間も寝る間も惜しんで1~2週間くらいでできた気がする。(あんま覚えてない)
初めての音出し合奏は自分で指揮をした。とてもどきどきした……気がする。(あんま覚えてない)

いきなりトランペットのHigh Cを鳴らしたり、割と無茶な譜面を書いていた。別に楽器のことを知らなかったわけではないけど、高校生に吹かせるには無茶したなと思う。ごめんねw

そして迎えた本番。当時の演奏はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=acBWLMcPAiA

Domino

大学に入ってからは、吹奏楽部をやめた。大学が遠かったのであんま部活する気がなかった。大学はPCをよく使う学科だったので、DTM熱が再来してきた。
たまたまフリーのMIDIシーケンサーであるDominoを使ってみたところ、とても高機能でScore Grapherではやりづらかった細かな演奏情報を調整する作業がとてもやりやすいことに感動した。
http://takabosoft.com/domino

楽譜でMIDIを作れることがそれまで当たり前だったけど、それだけでは演奏表現に限界があるように思い始めた。結構悩んだけど、最終的には思い切って楽譜を捨ててDominoに完全移行した。

REAPER


大学の友だちから、「もうハードウェア音源の時代は終わりだよ。これからはソフトウェア音源が熱いんだぜ!」という話を聞いた。
どれどれ、試しになんかギター音源を鳴らしてみた。

なにこれすごい!

…んだけど、当時の自分のマシンではその音源一つを動作させるので精一杯だった。

でもきっとこれからパソコンのスペックはどんどん上がっていくだろうし、ハードウェア音源よりも良い音のソフトウェア音源もどんどん出てくるだろうな。

そう思ってるうちに実際どんどん新しいソフトウェア音源が出てきた。
ついに中学時代からの長い付き合いだったSC-8820を捨てて、ソフトウェア音源だけで音楽制作をする環境を整え始めた。

Dominoでのソフトウェア音源の使用に限界を感じ始めていたとき、REAPERと出会った。
REAPERを使えばトラック内で簡単にソフトウェア音源が読み込めて、書き出しも自由自在だった。
いくらでもトラック増やせるし、音声も扱える。神!!!

それから現在にいたるまで、REAPERをずっと使い続けてます。

VOCALOID


ちょっと時間が前後するけど、VOCALOIDのことを知ったのは大学2年生くらいのとき。当時は初音ミクは発売しておらず、「歌声合成ソフトなるものがあるらしい」という情報をどこかで見て興味を持ち、ZERO-Gが開発していたLeonをいじってみた。

なにこれ楽しい!けど、むずい!!!

その後初音ミクが発売されたけどその時は買わず。
そうこうしてるうちに世間でミクさん熱が盛り上がってきて鏡音リン・レンが発売。
なんか今更ミク買うのもなぁ…と思ってリンレンを購入。

なにこれ使いやすい!(初代VOCALOIDよりは、それに日本語だし)
けど、調整はやっぱりむずい!!!

やっぱ最初はミク買っとくべきだったかな……と思った。ちなみにその後ちゃんとミクも買った。

ちょうどピアプロができたての頃だったので、作ったボカロ曲は積極的にピアプロに上げてみた。歌詞を書くのが全然苦手だったので、歌詞を上げてる人を見つけてそこに曲を付けるのをひたすらやっていた。
作詞者の方に喜んでもらえるのがすごく嬉しくて、たくさん作った。

しばらくしてピアプロにコラボという機能ができたのでおもむろにコラボを探してみた。
作曲者を募集しているところがあったので、参加してみた。最終的に20人くらい集まった巨大コラボになった。

ある時、オフ会をしようっていう話が出て、東京に住んでいた数名で夜ごはんを食べようということになった。ボカロ繋がりでできた初めてのリアル友達。
割と年の近い人が5人くらいいて、すぐに打ち解けた。その後何度かカラオケにも行った。

オフ会に来ていた人の中の最年少は、なんと中学生だった。
話を聞いてみたら親が同人即売会に出展してるらしく、売り子経験もあるとかいう猛者だった。
すごいなぁ…世の中は広いなぁ……

でももし自分が中学生のときにピアプロみたいのがあったら、逆の立場だったかもしれない。

コラボの人たちとCD・イラスト集を作ろうという話が出たり、自分は自分でオリジナル曲集を作ろうと思ったりして、しばらくボーマスを始めボカロ系同人即売会に出展しまくった。


1年くらい経って、ボカロイベントに来る一般参加の方の客層が若い女性に偏っていることに気づいた。そして、あんまり自分のスペースに人が集まらないことに気づいた。

なんてったって、やってたのがヘヴィメタルなもんですから……

ボカロが好きな人はメタルを聴かないし、メタルが好きな人はボカロを聴かない。
そのうちだんだんオリジナル作品なんて作ってもどーせ聴いてくれないし……なんて思うようになって、ボカロ系同人即売会に参加することをやめた。

電子音響音楽応用解析研究所


オリジナルがダメなら、二次創作をやればいいじゃない。

ア○パ○マ○の歌をメタルにしてみたという曲をニコ動にあげてみたところ割と好評で、歌ってみたという人が現れた。そこでアン○ン○ンのメタルCDを作るという企画を思い付き、M3に出してみることにした。

そこでまさかの開幕特攻で買いに来てくれる人が現れたり、開場で試聴してくれた人がだいたいもれなく爆笑しているのを見たりして、とても楽しかった。
自分が本当にやりたかったのはこういうことだったのかもしれない…!

それから、電子音響音楽応用解析研究所(サークル名)は国民的アニメの二次創作(メタル)という今までありそうでなかったスタイルを確立する。

Niusounds


二次創作で芽を出した私のDTM活動だったが、これまたニコ動で知り合った女性歌い手さんと連絡を取り合っているうちにオリジナルCDを作ろうという話になった。…とあっさり書いたけど、実際はここまで来るのに2~3年くらいかかった。

「電子音響音楽応用解析研究所」という名前はちょっと彼女との作品には合わない気がする。
サークル名を変えようと思った理由はいくつかあるけど、これはその内の大部分を占める理由。

二次創作以上に、新しいまだ誰も聴いたことのない音楽を届けたい。Niusounds(サークル名)に名前を変えてからは、オリジナル作品を作ることが多くなった。

パン屋


そして最近の話。最近よく遊びに行くパン屋には、ボカロが大好きな人がいっぱいいる。
昔に一度ボカロと出会って離れてしまった自分だけど、もう一度ボカロの世界に戻ってきたら昔とは違う何かが見える気がする。

そんな思いで最近はちょっとずつボカロ曲を作るのも再開してみている。

二次創作も、オリジナルも、ボカロも、人間の声も、一通り経験してまた戻ってきた感じ。
これまでの経験を活かして、より良いものが作れるといいな。

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