2016年5月28日土曜日

量より質か、質より量か


「いい作品が作れないから作らない!」と思っている量より質派と、「いい作品でなくてもいいからとにかく作る!」と思っている質より量派。

質より量派の場合、量をこなしていけばほとんどの場合質は上がっていくので、時間が経つにつれて量も増えるし質も上がる。

量より質派の場合、初めから100%の質を維持したまま量を増やすのは困難なので、量をこなすために手を抜くようになる。


10年経った時に、両者の実績の質と量を比べることを考える。どっちの方が良い物を作れそうか考える。

昔面白法人カヤックの柳澤さんは、「まずは質より量を作れ。そうすれば質は後から付いてくる。」みたいなことを言っていた(と思う。本かなんかで読んだ気がする)。改めて自分の過去を振り返ってみると、確かにそうだなと思う。

中学3年生くらいのときに作曲を覚えた時、単純に曲が作れることが楽しくてたくさんの曲を作った。今振り返ってみると本当にゴミクズな単調でおもしろくない音楽なんだけど、当時はそれを作るのが楽しかった。

そうやっていっぱい作った実績を重ねてきたから、今同人活動ができたりする程度には音楽できるようになった。


大学2年生くらいのとき、作曲について悩んでいた。なかなか良い曲ができないと。個人の趣味とはいえ作曲に関して5年くらいの実績があったわけなので、そのころはとりあえず何か作りたいという思いよりも、できるだけ良い曲を作りたいという思いが強くなっていた。
良い曲を作りたいという思いが悪いわけではないが、良い曲でなければ作らないというスタンスまで行ってしまうとまずい。

その結果、曲を作る回数が減る。腕が鈍る。いい曲を思い浮かぶ機会が減る。良い曲なんて思い浮かばなくなる。良い曲が作れなくなる。


良い曲を作りたいという思いが強くなりすぎると、良い曲が作れなくなる。
だから、良い曲じゃなくてもいいからとにかく作れ。完成させろ。その経験の積み重ねこそが、良い曲を作れるようになる最短の近道だ。


これは今の若い子たち、昔の自分くらいの子供たちに教えたいです。

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